各地区社協の活動の活性を目的に、2つの地区社協より令和4年度の重点事業について実践報告をいただきました。

寒河江地区社協による「認知症研修会」

特に疑似体験研修として劇団員と参加者が共演する劇を通じて認知症についての理解を深めています。認知症の方に接する場面でどのような対応をするか、考えながらみんなで学ぶ研修となっています。参加者からも劇団員の迫真迫る演技でリアリティある研修が好評であり、継続していくと報告がありました。

高松地区社協による「災害に強いコミュニティづくり研修」

近年、頻発している豪雨災害に危機感を感じ、高齢者も多い地域で災害時にどのようなことが必要なのかを学ぶ研修を実施しました。特に災害時に住民同士が助け合うために日頃からできることを、やまがた絆の架け橋ネットワークの早坂信一氏よりコーディネートいただきグループワークを行いました。効果として、日頃から隣組、町内会で見守り支え合う地域づくりと町会単位での災害に対する意識の高揚が必要という共通認識が持てたとの報告でした。

「地域で安心して幸せに暮らし続けるために~支え合い活動から〝品格ある老い″を学ぶ~」

と題して、NPO法人ふれあい天童 理事長である加藤由紀子様よりお話をいただきました。加藤様の家庭で支える介護の経験から、地域にあったらいいなを自ら作り上げたお話を聞くことができました。介護保険がスタートし、サービスの質や種類も選択肢が増えたところですが、本当の意味で自由な選択ができる現状にはまだ及んでいないのかもしれません。超高齢社会で「自分らしく老いる」そのためには、加藤様のような取り組みが大きな支えになることを地区社協の方とともに学ぶことができました。

寒河江地区社協の報告

高松地区社協の報告

ふれあい天童 加藤由紀子さん 提供しているメニューのパネルの紹介